天地:印刷物についている各部分の名称のことです。「天」は紙面上側のことを指し、「地」は紙面下側のことを指します。
アウトライン化:文字情報をあらかじめ図形化することで、ドキュメントファイルをフォントがない環境で開いた場合の文字化けを防ぐことができます。
※アウトライン化するとテキストの内容を編集できなくなるので、デザインが全て終わって入稿前にアウトライン化する or アウトライン化する前のaiデータを別で保存しておくことを推奨。
ノンブル:本・パンフレットなどのページ数を表す番号のことをいいます。
Q数:文字サイズを表す単位のことをいいます。文字サイズを大きくすることを、ポイント(Q数)を上げると言います。文字サイズを小さくすることを、ポイント(Q数)を下げると言います。
文字校(内校):印刷データを次の工程に渡す前に、配置されているテキストの内容やイラスト、画像データに間違いがないか内々で確認を行うことを指します。印刷してしまうと取り返しがつかなくなるなど紙での印刷ミスは影響範囲が広いので、慎重に行う必要があります。
最小フォントサイズ
視認性があり、読める文字であることは欠かせないので、テキストサイズは4.5pt以上を使うようにしましょう。
本文の文字には、8pt〜11pt程度の文字サイズが多く使われています。見出しはそれよりひとまわり大きいサイズ、キャプションはひとまわり小さいサイズで使い、強弱をつけます。
媒体によっては最低文字の大きさが決められている場合もありますが、注釈などには4.5pt ~ 5ptを使います。
トンボとガイド
印刷用データを作る際に、まず作るのがトンボとガイドです。データ作りの土台になるので、どちらもしっかり作っておく。
データを軽くしておく
データが重いと、イラレが固まりやすくなり作業スピードが下がるので、データを軽くしておくといいです。
文字詰め
テキストパネル内にある、トラッキングやカーニングを使って、見ても読んでも綺麗な文字の配列をしましょう。
トラッキングは、選択した文章全体の文字間隔の調整を行います。テキストの右側の余白が調整されます。
カーニングの項目
メクトリス:フォントを作ったデザイナーが計算したデータを元に最適なカーニング情報に基づいて自動で文字詰めを実行。このデータというのは、フォントに埋め込まれています。
オプティカル:ソフトが自動で判断して最適な文字詰めを行う(ソフトによる文字詰め)
文字の変形
テキストがポイント文字(対になるのがエリア内文字)の状態で、上下左右に縮めたり広げたりするとテキストパネル内の水平比率、垂直比率の数字が変動します。
決まったスペースに入りきらない文章をなんとか詰め込みたいときには文字の変形で縦横の比率を変えてはめ込みます。