最近は、印刷の技術も発展して、キャンバスにそのまま印刷して油絵のように
みせている「商品」をよく見る。
そういうものは、大量生産が可能なので、当たり前だけど、価格も安くなる。
だけど、そうやってできたものは、やっぱり「商品」なのだ。
「作品」ではないんだ。
それはそれで、いいと思うのだけど、僕は、やっぱり、本当に油絵というものを
知ってもらいたいと思う。
油のテカリ具合や、油をたくさん塗ったところだけ、盛り上がっていたり、筆を滑らしたあとなど
その絵の生命を感じることができるからだ。
コンピューターでは、デジタルのカラーしかでない。
でも、油絵は、油絵の具を重ねることでできるその瞬間にしかできないカラーがある。
だから、僕は、模写を描いているけど、まったく同じものはできないとお客様にお伝えしている。
(ホームページにもそのように書かせていただいてるのはそのためです。)
しかし、たくさんの人に、もっと多くの気軽に絵画を楽しんでもらうためには、
『もうすこし、カジュアルな絵画があってもいいのではないか』と、営業さんから、相談された。
確かにそうだ!
別に僕は、高価な額にいれた、高級キャンバスに描いた絵画だけが、絵画だとは思っていない。
そこで、たくさんの方に、「手書き」の絵画をもっともっと楽しんで頂けるように、
できるだけ、原価を落として、高級絵画と同じレベルの「手書き」の絵画を楽しんでもらえる
作品を用意しました。
それが、絵画販売ドットコムオリジナルのカジュアル絵画。
キャンバスを使わず、キャンバスボードというキャンバスに似た質感のボードに描き、
油絵用の額縁よりもっと手軽なデッサン額縁に入れています。
A3サイズという油絵絵画では通常つかわないサイズだが、小さめにすることで、
送料のコストもカットできる(当店では、送料込み・額縁代込みの価格です。)ということです。
ここまで、本音を書いてしまうと、また営業さんに怒られるかも知れないけど、
「安いから、手書きかどうか不安」、「下手な画家が描いているのではないのでしょうか」
などというお客様の不安の声をいただきましたので、
ここに、カジュアル版の破格の秘密を書かせてもらいました・・・。
(営業さん、本当にすみません・・。)
また、たくさんご注文いただくと、割引もあるみたいですよ。
そのアタリは、営業さんにお任せしているので、
丁稚ブログを書いている営業さんと相談してください。
それでも、余裕があるかたは、やっぱりキャンバスに入ってる絵画をお勧めします。
奥行き感、ボリューム感など、本来の油絵が楽しめますよ。