嵐が好きな画家

今年は、関西への台風の上陸がなかったように思う。
一度、大きな台風がきそうだったけど、なんとかそれてくれた。
こんなことをいったら不謹慎かもしれないけど、
僕は台風が割りと好きだった。
小さい頃は学校が休校になるのは、もちろんうれしかったけど、
台風の来る前の夜は、いつもは、玄関外に置かれていた小さな植物や、
僕のお気に入りの自転車が玄関の中にしまわれる。
大切なものを再認識させられたような気になったような感じだった。
強い風と雨・・・。
いつもは静かにしてるけど、本当は、自然は強いんだ!!ってことを
年に数回思い知らされるような気がしてた。
そんな嵐が好きな画家がいた。
それは「ターナー」
嵐がすきというより、嵐の海が好きな画家だ。
マストに4時間も縛りつけられ、嵐を観察したという話まで、残っている。
(僕なら完全、船酔いでノックアウトだろうけど。)
そんな彼だからこそ、光と大気のあの複雑な関係を見事に書き上げたのだろう。
彼の言葉に「奴らにいったい何がわかるのだ。海をどんなものと思っているのだ。奴らも海に出てみればいいのだ。」という言葉がある。
確かに4時間も嵐の中にいた彼は、海の恐ろしさを十分というほど、理解していたのだろう。
彼の絵画の特徴は、イエローをふんだんに使うことだ。
そのかわり、ほとんど緑を使わない。
森林や植物などの絵画は、僕の知っている限りないように思う。
できるだけ、木を描かない様にしていたとも・・
(実は、木が下手だった・・?)
お勧めの絵画はこれ。
日の出、海の怪物  ターナー
日の出、海の怪物
海の怪物と怖いタイトルだが、大変、幻想的な絵画で、僕は好きだ。
ターナー一覧はこちら。
実はこの絵画、ホームページ作製のときに、担当者が上下逆さにアップしていたという
びっくり事件がありました。

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