松方幸次郎さんについて

先日、日曜日に読売テレビで、松方幸次郎さんの特番を放送していました。
放送は仕事でみれなかったのだが、当社の営業さんが録画してくれていたので助かった・・・。
僕は、心の底から、松方幸次郎さんを尊敬しています。
彼は、日本人に芸術を伝えてくれたのだと思う。
でも僕は、彼の人生をあまり知らなかったので、しっかり見てしまった。
その番組によると、彼は若くして川崎造船所(現・川崎重工業)の社長になり、わずか2年間で、当時としては破格の大金を投じ、印象派などの作品をヨーロッパで購入した。
それらの絵画は、戦争がおわったときに、戦争に勝ったヨーロッパ諸国に没収されてしまった。
けど、吉田茂首相が、交渉の上、日本に戻してくれた。
もし、その彼らの努力がなければ、今の僕の存在はなかったかもしれないし、印象派が好きな日本人というものもなかっただろう・・・。
そして、芸術に疎い日本人になっていたのかもしれない。
今、自分がいるということは、常に昔の方の努力や戦後を乗り越えた日本の強さのおかげだと改めて感謝する機会でした。
また、松方幸次郎さんの好きな絵画は、前回も紹介したゴッホのアルルの寝室らしい。
しかし、この作品は、日本に戻ることはなかったということです。残念・・・。
ゴッホ: フィンセントの寝室
ゴッホのアルルの寝室

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