サブプライム、株価暴落、デフレ、円高、給料削減、ボーナスカット。
ここ2年でいろんなことが起こり、世界情勢も本当に変わってしまった。
確かに辛い時期ではあるけど、人は、乗り越える力を持っていると僕は思う。
今から、125年も前に、ゴーギャンにも同じようなことが起こった。
ゴーギャンは、株式仲買人として、成功を収めていた。
今の証券会社のような仕事だろう。
しかし、1883年に株の暴落で、職を失った。
このとき、ゴーギャンは絶望せずに、株で一度は成功を収めたから、
絵の世界でも楽に成功を収められるだろうとかなり楽観的に画家への変貌を遂げた。
画家になってからは、かなりの苦労があったようだが、
あのとき、株式仲買人としての収入や栄誉にしがみついていたら、
『画家のゴーギャン』は、生まれなかった。
→ゴーギャン:扇のある静物
時代は常に動いている。
今の100年に一度の不況も歴史として残るだろう。
不況だから、仕方がない。仕事がないから、給料が少ないから・・・
不満は言ってしまえばキリがない。
でも、きっと景気がよくてもなにかしらの不満はゆっているだろう。
だから、100年に1度しか経験できない不況で、
強くなるチャンスだと思って、頑張ってみるのもいいかもしれない。
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