パリを描き、パリに燃え尽きた天才画家

絵画の持つ意味とか、色がもたらす影響とか、
これからの季節に合いそうな風景とか・・・・・
様々なことを考えてしまいます。
ですが、いろいろと考えないで ただ好きな絵を選ぶのであれば、
今の気分は佐伯祐三の『郵便配達夫』です。
郵便配達夫
郵便配達夫
一見、明るくコミカルで優しさも伝わってくる作品のように思えるが、
自身の病気のせいで外出が困難になり、そんな中
配達にきた郵便配達員を描いたと知って 僕は驚きました。
いつも明るく振る舞って、 明るい曲をつくるアーティストが、
実は幼少期から少年時代 家庭が複雑で、今でもひきこもるのが好きだと
聞いて 意外な一面を見た気がしました。
その時と似た感覚です。
でも、人は一度地獄を見ると 本当の幸せがわかるとか、
人に優しくできるとか・・・
逆に思えることも 本当は延長線上にあるのかも知れません。
しかし、さすが人生の大部分をパリで過ごし、フランスで逝った画家。
この絵もおしゃれですよね。
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