モネ「ラ・グヌイエール」

絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます、ブログ担当の松田です。
今回はモネ「ラ・グヌイエール」について記載してみます。

モネ:ラ・グヌイエール花の都とも言われる、オシャレで都会的なイメージの強いパリですが、その近くのブージヴァルという街の行楽地。パリと言えばカフェ、という印象もありますが、オシャレな街らしく、川の上にカフェがある水浴場もあり、その店の名前が「ラ・グヌイエール」といいました。

作品の中の右側、屋根があり人々がゆったりしている所がカフェです。作品の真ん中、まるで蓮の花のような丸い所に人が集まっていますが、これは人口の島で植木鉢やカマンベールなどと呼ばれていました。この人口の島で寛ぐ人の姿、何かに似ていませんか…「ラ・グヌイエール」には「蛙の棲み処」という意味があります。
この作品でモネは、水面に映る光の表現の仕方にこだわり、いかに効果的に見せるか、研究に研究を重ねました。色は混ぜると暗くなるけれど、混ぜるのではなく細かく色を置くことで、遠くからみると混ざったように見え、しかも暗さを感じさせない作品になる「筆触分割」という方法を生みだし、モネの作品の中でも重要な作品に位置付けられています。応接間やロビーなど、お客様を迎え入れたいお部屋にピッタリの作品です。

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