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今回はゴーギャン「白い馬」について記載してみます。
ゴーギャンの『白い馬』は、ゴーギャンが１８９８年に制作した原始的で素朴でエキゾチックな作品です。
この白い馬の印象的な姿勢は、ギリシア、パルテノン神殿にあるレリーフに似ていて、影響を受けたとされています。穏やかに水を飲んでいるように見える馬ですが、一般的に白馬といわれる優雅できゃしゃなイメージではなく、骨太で野性味あふれています。色も自然の緑に囲まれて、馬自体も緑を帯び人と共にいながらも飼いならされていない雰囲気を持っています。穏やかな中にも人工物をよせつけないような自然のエネルギーが感じられ、毅然とした美しさを放っています。
白い馬の奥には裸の人を乗せた赤茶色の馬と、右奥にも周りの色に溶けこんでいる人を乗せた茶色い馬が居ます。その佇まいは自然の中にいても非現実的で、異次元に吸い込まれていくような幻想的な様相を呈しています。
エキゾチックで幻想的で、穏やかな中にも不思議なエネルギーを感じさせる絵画ですので、リゾート地のお部屋などはぴったりですし、アジアンテイストのショップや飲食店でも印象深いインテリアになります。
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