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今回はゴーギャン「自画像(レ・ミゼラブル)」について記載してみます。
ゴーギャンのアルルに滞在時代の作品「自画像(レ・ミゼラブル)」です。小説レ・ミゼラブルをよりどころとしているうえで、自画像のゴーギャンの表情は、主人公のジャンバルジャンのように陰影の効果からか脱力感的な表情にも見えるし、反逆的な表情を浮かべているようにもみえますね。
背景は重い色合いのゴーギャンと対象的に幼さや純粋さを象徴するような花柄の壁紙が印象強い濃淡なオレンジ色で色づけられており、総合主義を彼と確立したエミール・ベルナール肖像画がかけられていて、大胆な構図と色彩に心を奪われると同時に、純粋で和やかな花の壁紙と対照的に無頼的な表情の自画像と、肖像画のまったくちがう世界観の描き方にゴーギャンの精神的な葛藤や内面的な世界観を表していると言っても過言でないかもしれません。厳しく冷たいタッチとやわらかなタッチで見る人を引き付ける作品は、一度みたらインパクトがあること間違いない作品であると言えます。来客者との話題にあがるのではないでしょうか。
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