クロード・モネの代表作のひとつが「散歩、日傘をさす女性」です。
1876年に開催された第二回印象派展に出典された、この「散歩、日傘をさす女性」に描かれるのは
クロード・モネの当時の妻である、カミーユ・ドンシューと長男のジャン(当時5歳)をモデルに制作
されました。
観る者が、この二人(妻カミーユと息子ジャン)を見上げるような視点で描かれており、カミーユと
ジャンの母子は絵筆をとる夫であり、父であるモネと、視線を交わしています。
この作品を観ていると、家族でのんびり散歩に行きたくなるような気持ちになります。
光の描写が、太陽の位置を教えてくれて、うつむきになりかけの顔を上向きにしてくれる。
家にいないで、外に出る勇気をくれる光に照らされます。