絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます、ブログ担当の松田です。
今回は「クリムト独自の様式美の究極”アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像Ⅰ”」について記載してみます。
『アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像Ⅰ』はクリムトが1907-1908年に描いた作品で、クリムト独自の様式美の究極ともいえます。
女性を包み込む衣装には黄金色の生地に、古代エジプト様式に見られる目、ケルトの渦巻き、その他にもさまざまな文様が描かれ、豪華絢爛で装飾性に非常に富んでます。衣装と背景とは一転して女性の顔は写実的に描かれています。
装飾性と写実性はうまく作用し、お互いをより際立たせています。平面的に様式美を追求した輝くような背景と衣装に囲まれ、その豪華さにうっとりするように女性の顔はほんのり赤らんでいて、見る者もうっとりするような幻想的・神秘的な美しく官能的な作品です。
クリムトの画風は尾形光琳を始めとする日本の琳派からの影響も受けているとも言われます。『アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像Ⅰ』ではその琳派に通じる金銀を多用し、背景の一部にウグイス色もあることで和室にもしっくりと合います。
→クリムト アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像Ⅰの絵画はこちら
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グスタフ・クリムト ( 1862年7月14日 ~ 1918年2月6日)
グスタフ・クリムトは、個性的なエロチシズムをもち女性的で知られています。
大変官能的な作品は、神秘的なインテリアにオススメです。
【絵画販売ドットコムでの代表的作品】
クリムト:接吻
クリムト:帽子と羽のえり巻を着けた女性
クリムト:リンゴの樹
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