クリムト”人生は戦いなり(黄金の騎士)”

絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます、ブログ担当の松田です。
今回は「クリムト”人生は戦いなり(黄金の騎士)”」について記載してみます。

昨年生誕150年を迎えたグスタフ・クリムト。女性をモデルにした官能的なテーマの作品が多い中、「人生は戦いなり(黄金の騎士)」は、いわゆる彼の作風とは趣が異なる印象を持つ人が多いでしょう。

黒い馬に乗って、鎧を全身にまとった騎士が正四角形のカンバスに描かれています。黄色と黒色の色調が印象的で、観た者の記憶に強く残るのではないでしょうか。

馬に乗る騎士は直立不動で、動きの無い静寂さが、ある種の不気味さを醸し出しているようにも感じます。当時のウィーンで、保守的な権威から決別し、新しい芸術を追求しようとしていたクリムトの内なる思いを、この作品に投影しているのかもしれません。絵の下部には、日本風の金の装飾があり、琳派などの日本美術の影響を受けたと言われるクリムトの特徴を見ることができるでしょう。

また、工芸美術学校で学んだクリムトは室内装飾を多数手掛けており、金などの工芸的技法を絵画にも臆することなく活用しているとも言えます。

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グスタフ・クリムト ( 1862年7月14日 ~ 1918年2月6日)
グスタフ・クリムトは、個性的なエロチシズムをもち女性的で知られています。
大変官能的な作品は、神秘的なインテリアにオススメです。

【絵画販売ドットコムでの代表的作品】
クリムト:接吻
クリムト:帽子と羽のえり巻を着けた女性
クリムト:リンゴの樹
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