■ クリムト：アデーレ・ブロッホ＝バウアーの肖像 ■
絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます、ブログ担当の松田です。今回は「クリムト：アデーレ・ブロッホ＝バウアーの肖像」について記載してみます。
クリムトの有名な作品、アデーレ・ブロッホ＝バウアーです。このアデーレ・ブロッホ＝バウアーが何で有名なのかと言うと今までの絵画の中で最高峰の価格で売買取引がなされたからです。その価格と言うことを知っていますでしょうか。なんと、160億円です！
アデーレ・ブロッホ＝バウアーは、2006年に史上最高値の1億3500万ドル(約160億円)で化粧品会社のRonald S.Lauder氏が購入しました。すごいですよね。何でそのような値段になるのか、ちょっと一般人にはさすがに理解しがたい値段があります。
この絵はクリムトがいた当時のウィーン、オーストリアのウィーンで、そのウィーン都市での実業家、フェルディナント・ブロッホ=バウアーの注文でして、彼の妻・アデーレを描いたものです。だから、アデーレ・ブロッホ＝バウアー。
発表当時にはこのアデーレ・ブロッホ＝バウアーの作品は「 Mehr Blech wie Bloch 」 つまり 「 ブロッホよりブリキの肖像 」 と言われたそうです。そんな感じに冷やかされた肖像画ですが、実物は素晴らしい綺麗な金色と、美しい肌色が素晴らしくマッチしています。ブラウザを通じてみていただけますでしょうか。
そしてウィーンの富裕層だったフェルディナントはクリムトに、妻の肖像を二度注文しています。今回ご紹介しているのは「１」のほうです。二度目はこの壁紙の肖像画の5年後に描かれたもので、同じ夫人の肖像画が2点あることから、最初に描かれたものが 《「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 Ι 」 と言われていて、次にあとに描かれたものを 「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 ΙΙ 」 と言われています。二部作のような感じでしょうか。
米国の富豪ロナルド・ローダーさんはこのアデーレ・ブロッホ＝バウアーを買い取ったのですが、ちょうど6年前の話。知っている方も多いのではないでしょうか。
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【今回ご紹介した画家】
・グスタフ・クリムト（1862〜1918）
・芸術運動ユーゲントシュティール（ウィーンの世紀末芸術様式）の代表者
【絵画販売ドットコムでのクリムトの代表的作品】
・クリムト：接吻（正方形）
・クリムト： アデーレ・ブロッホ＝バウアーの肖像
・クリムト：パラス・アテナ（正方形）
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