アルルの黄色い家の寝室を描いた作品

アルルの黄色い家の寝室を描いた作品であり、弟テオに宛てた手紙の中で「何も無い部屋を描くのは楽しい、色彩による完全な休息を描きたかった」と述べています。

画面の大部分を占めるベットには不思議なことに枕が二つ並べて置かれています。右の壁には肖像画がニ枚飾られ、その下には絵もニ枚あり、同じ椅子もニ脚あります。それらが全て対になっているのは、彼が最も恐れたのは孤独であったことを物語っています。三面の青みがかった壁の色と家具や木の床、窓などの使われる暖色系の鮮やかな色彩とが見事に対比しゴッホならではの仕上がりになっています。

そして窓からもれる明るい陽の光がやがて部屋を照らすであろうことを予感させています。
ゴッホの弟テオはそんな兄を思い、交通費などの経費を全て負担するという条件でゴーギャンに密かにアルル行きを頼みます。黄色い家を準備している間こそが、おそらくゴッホの生涯で希望に満ちた幸せな時間であったのではないでしょうか。

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ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ (1853年3月30日 – 1890年7月29日)
ゴッホは、自身の熱い思いを伝える激しい筆遣いと鮮やかな色彩は独特な絵画スタイルで知られ、
その劇的な生涯と共に世界中で最も人気を集める画家です。

【絵画販売ドットコムでの代表的作品】
ゴッホ:ひまわり
ゴッホ:夜のカフェテラス
ゴッホ:アルルの跳ね橋
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