絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます、ブログ担当の松田です。
今回はシスレー「アルジャントゥイユの広場」について記載してみます。
シスレーの「アルジャントゥイユの広場」は、中央に視点があつまる一点透視図法を用いた遠近感が、こちら側の視点を画面の中央へ惹きつけさせ、その奥行を感じさせるのがその特徴です。
遠くには、ノートルダム聖堂の尖閣がそびえ建っているのを描いており、陽の光に明るく照らされた家々の壁の色彩、空の色は晴れているのかそれともうすぐもりなのか？その複雑な様子を描いた色合い。それらの色彩表現はこの時期の彼の作品の中でも、特にすばらしいものと言われています。この広場の中央へぐいぐいと吸い込まれ、画面の中へ入ってしまうような気もします。
画面の中に入ってこの陽が美しく射す広場を直接観ることが出来たならどんなに素敵でしょうか？空の色もどうなっているのでしょうか？そんな気持ちにさせる作品です。全体的に明るく、どこかのんびりとした印象をあたえるこの作品は、リビングやキッチンはもちろんのこと、飲食店などに飾ると店内も明るくなってよいでしょう。お勧めです。
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