こんにちわ。油絵太郎です。
画家の目線から、ときどきブログを描いていこうと思います。
先日のニュースで、関西が梅雨入りしたといっていました。
うっとしい季節の始まりですね。雨の音がなんだか憂鬱にさせます。
でも梅雨は、日本らしさだとも思うんです。
以前、英会話教室に通っていたときに、
イギリス女性の先生が言っていました。
『日本は季節が6シーズンもあるだね』って。
春・夏・秋・冬に加え、梅雨ともうひとつは、何だろう??
あの時も疑問に思ったけど、英会話もたどたどしく、聞くことができませんでした。
あまりよく知らないのだけど、
先生のコメントから考えると、ロンドンやパリには、梅雨は、ないのだと想像しました。
日本人なら、みんながあこがれる「花の都パリ」。
エッフェル塔や凱旋門に雨ばかり続く、梅雨は似合わない気がします。
そう考えると日本の木造住宅と、紫陽花(あじさい)と梅雨。
しっくりなじむ感じ。
日本には、気候的には、もちろん、文化的にも梅雨は必要なのかもしれません。
そんな梅雨の時期になったら、ふっと思い出す、画家がいます。
ヨーロッパで、活躍した佐伯祐三 画伯。
彼はパリを描きまくった異邦人。
でも生きている間は、決して認められなかった天才。
佐伯祐三の絵には、「物静かな音楽」を感じます。
妙にワインと似合うオペラのテノールのような音楽。
でも、それは、雨音に似ている気がします。