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今回はシスレー「アルジャントゥイユの広場（ショッセ通り）」について記載してみます。
シスレーの『アルジャントゥイユの広場（ショッセ通り）』は１８７２年に描かれた、道が大きな割合を占めるシスレーらしい作品です。
中央に焦点が集まる遠近法が明確で、空、道、建物が中心に向かって遠近感を出しています。シスレーは道や空を大きく描き、戸外の光の存在をそこに見出して、反映させているのも特徴です。この作品では、陽光が左右に並ぶ建物にあたる陽光と建物の影とが陰影を印象深く彩ります。画面奥には、ノートルダム教会の尖塔が見え、この絵画に興味深いアクセントを添えています。
建物も道も明るいベージュ系で、人々の様子も街に溶け込み、空もうっすらとした水色で、すべてが穏やかな光に包まれています。建物が日向ぼっこをしているようです。
落ち着いた風景画の中に明るくモダンな雰囲気もある絵画です。穏やかな灯りをともすような、ほっとした気持ちを運んでくれますので、リビングやショップ、喫茶店などに飾るのはいかがでしょうか。
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