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今回はクリムト「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像Ⅰ」について記載してみます。
19世紀末を激しく駆け抜けたグスタフ・クリムトの作品は、オーラに満ちた金箔が印象に残ります。
1907年から08年制作の「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像Ⅰ」も金箔の世界の作品です。「黄金の時代」に描かれ、エジプトや日本の装飾様式を取り入れた肖像画として傑作といわれる作品でもあります。
モデルの女性は、裕福な銀行家フェルディナント・バウアー氏の妻で、研究者からは一時クリムトと愛人関係にあったのではないかという説もある程の女性です。この画は、ナチス没収後から長くウィーンの美術館が蔵していましたが、元の持ち主であるマリア・アルトマンのよって1億3,500万ドル(約156億円)で2006年にオーストリア政府から買い戻した経緯があり、このマリア・アルトマンのおばがアデーレ・ブロッホ=バウアーになるという事情も加味されて、大いに興味を湧かせる大作になります。
ぜひ、リビングなどにいかかでしょう。この豪華な金箔の画に見合うフレームを選びながら、ダウンライトを効果的に使ってこの画を引き立たせるのも1案です。
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