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今回はブーダン「ル・アーブル港」について記載してみます。
ブーダンは、フランスに生まれた印象派の風景画家です。
外光派の一人で、19世紀フランスの印象派におおきな影響を与えました。
ブーダンの優れている点は、青空と白雲の表現で、その類まれなる表現力からボードレールやコローに「空の王者」と賛辞を受けていました。
フランスのル・アーブル港を描いたこの絵画は、「空の王者」と呼ばれたブーダンの有名作品のひとつです。
「ル・アーブル港」は、今にも背景の雲が動き出しそうな臨場感にあふれています。
ダイナミックな空の厚みがとても印象深く、風景画として素晴らしい作品です。
舞台になったル・アーブルは、大西洋に面した港湾都市でフランス北西部にあります。
この都市は世界遺産に登録されており、かつてクロード・モネが「印象 日の出」を描いた都市であることから印象派発祥の地として知られています。
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