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今回は佐伯祐三「リュクサンブール公園」について記載してみます。
佐伯祐三は満30歳で死去するまでの6年足らずの画家生活の間、2回パリに滞在し、代表作の多くはパリで描かれています。
作品はパリの街角、店先などを独特の荒々しいタッチで描いたものが多く「パリの異邦人」と呼ばれており、パリを描き、パリで死んだ邦人画家です。
その人生は「和製ゴッホ」とも呼ばれるほどです。
この作品は、晩秋、佐伯が住んでいたモンパルナスの自宅から程近いところにあるリュクサンブール公園のマロニエの老木による並木道を描いています。
すっかり葉を落とした木々に映える、人々のお洒落なコチュームが可愛らしく綺麗に描かれています。
並木の大胆な構図と、その並木から垣間見える空の広さや、歩く人々の話し声や足音が聞こえてきそうです。
視覚はもちろん、聴覚にも訴えかけてくるようなインパクトのある作品だと思います。
カフェやリビングの空間をモダンテイストに演出してくれる作品です。
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