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今回はルノワール「ピアノによる娘たち」について記載してみます。
印象派の中では風景画よりも人物画が多く、初期の作品は印象主義のグループに属していると言われますが、後期になるにつれて古典絵画の研究を通じて画風が変化して行きます。晩年の作品は独自の人物画の境地を築きました。そのため、しばしばポスト印象派に数えられることもあります。
ルノワールの多くの人物画の中でも、この「ピアノに寄る娘たち」は国家から依頼されて手掛けた作品だと言われています。描かれているのはピアノに向かい楽譜を読む二人の若い娘たち。若い娘たちが何かをしている姿は、この時代ルノワールが意欲的に描いていた題材です。印象派時代に培った光の効果を存分に活かしていながら、線描を重要視したルノワール独自の様式が表れています。
少女のやわらかでつややか肌や、髪の表現が温かさと安らぎを画面全体に与えています。
日常的で、家庭的な温かさは、家族の集うリビングなどに飾るのにぴったりの一枚です。
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ピエール=オーギュスト・ルノワール(1841年2月25日 – 1919年12月3日)
フランスの印象派の画家であるが、まれにポスト印象派の画家とされることもある。
【絵画販売ドットコムでの代表的作品】
ルノワール(ルノアール):イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢の肖像
ルノワール(ルノアール):ムーラン・ド・ラ・ギャラット
ルノワール(ルノアール):花束とうちわのある静物
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