絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます、ブログ担当の松田です。
今回はゴッホの日本への思いについて記載してみます。
ゴッホは生前、弟のテオに日本への熱い思いを手紙に残しました。
ゴッホの言葉を通じて、日本が誇るものについて再考してみませんか?
「日本の芸術を研究してみると、あきらかに賢者であり哲学者であり知者である人物に出会う。彼は歳月をどう過ごしているのだろうか。
地球と月との距離を研究しているのか、いやそうではない。
ビスマルクの政策を研究しているのか、いやそうではない。彼はただ一茎の草の芽を研究しているのだ。
ところが、この草の芽が彼に、あらゆる植物を、つぎには季節を、田園の広々とした風景を、さらには動物を、人間の顔を描けるようにさせるのだ。
こうして彼はその生涯を送るのだが、すべてを描き尽くすには人生はあまりにも短い。
いいかね、彼らみずからが花が咲くように、自然の中に生きていくこんなに素朴な日本人たちがわれわれに教えるものこそ、真の宗教と言えるのではないだろうか。
日本の芸術を研究すれば、誰でももっと陽気にもっと幸せにならずにはいられないはずだ。
われわれは因襲的な世界で教育を受け仕事をしているけども、もっと自然に還らなければいけないのだ。」( 硲 伊之助訳『ゴッホの手紙』岩波書店より)
ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ (1853年3月30日 – 1890年7月29日)
ゴッホは、自身の熱い思いを伝える激しい筆遣いと鮮やかな色彩は独特な絵画スタイルで知られ、
その劇的な生涯と共に世界中で最も人気を集める画家です。
【絵画販売ドットコムでの代表的作品】
ゴッホ:日本趣味: 梅の花
ゴッホ:日本趣味: 雨の大橋(大はしあたけの夕立)
ゴッホ:タンギー爺さん
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