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今回はセザンヌ「サント=ヴィクトワール山」について記載してみます。
セザンヌは、印象派のグループから離れ独自の絵画様式を探求したため、ポスト印象派の画家と紹介されています。
サント=ヴィクトワール山は、セザンヌの故郷、エクス・アン・プロヴァンスの近郊にある山で、セザンヌがたくさんの作品に描いたおかげで、身近な存在になったとか。
故郷を見守るように聳え立つ石灰質の美しいこの山は、日々その表情を変えることで有名で、生き物の宝庫でもあり、神秘の山と呼ばれています。セザンヌが魅了されたのも納得です。
セザンヌはこの山を「分解」し「再構築」させる構成に専念したとも言われていますが、親友だったエミール・ゾラとの関係が深く関わっているとも言われています。
この「サント=ヴィクトワール山」は、ゾラと絶交してしまった頃に描かれた作品です。
のどかな風景がどこか寂しげに見えるのは、若い頃に遊んだ親友との想い出やゾラと自分への問いかけが表れているからかもしれませんね。
友人への想いが詰まった作品を、身近で眺めてみてはいかがでしょうか。
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