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今回は佐伯祐三の「郵便配達夫」についてお話したいと思います。
佐伯祐三(1898~1928)は、大正~昭和初期の洋画家であり、大阪府大阪市出身。
佐伯は6年足らずの短い活動期間の間に2回パリに滞在し、数々の代表作を描かれています。
そこで画家モーリス・ド・ヴラマンクを訪ね持参した自作『裸婦』を見せたところ作品を批判されました。その後、何度かヴラマンクを訪ねたそうですが、その頃から佐伯の画風は変わってきたそうです。
作品はパリの街角、店先などを独特の荒々しいタッチで描いたものが多く、そんなフランスで佐伯は生涯を終えました。
さて今回の作品「郵便配達夫」です。佐伯にとって代表作品といっても良いでしょう。
偶然に佐伯家を白ひげの豊かな郵便配達夫が訪れ、創作意欲を掻き立てられその場でモデルの依頼をしたそうです。佐伯独特の勢いを感じる画風ですが、この時佐伯は持病の結核が悪化し、精神面でもかなり不安定になっていたようです。
しかしこの絵からはどこか楽しさをも感じるのは私だけでしょうか。
どこか惹きつけられる作品です。
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