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今回はゴッホの「フィンセントの椅子」についてお話したいと思います。
ゴッホ(1853年-1890年)本名フィンセント・ファン・ゴッホ
19世紀、水運による貿易の代わりに鉄道が開通し街は変わり果てました。しかしゴッホはその景観に魅了され、300以上の作品がここで生み出されたそうです。
この作品はフランスのアルル滞在期に残した代表作です。
この頃ゴッホは画家のゴーギャンと共同生活を送っていました。
始めは刺激しあった二人ですが、価値観は大きく異なり
共同生活はそう長くは続かなかったようです。
「フィンセントの椅子」は共同生活した黄色い家の部屋に置かれたものでゴーキャンがこの家を去った後、描かれたそうです。
この時「フィンセントの椅子」と対で描かれたという「ゴーギャンの肘掛け椅子」も有名です。
ゴッホの椅子はよくある簡素な椅子のようにみえます。
椅子の上に置かれたパイプはゴッホの愛用のものといわれています。
弟テオへ送った手紙の中で
「芸術家が座った椅子のみを描くことは、その芸術家の喪失なのだ」とつづっています。
ゴッホは何を想いこの椅子を描くことになったのでしょうか
簡素な椅子がとても存在感あるものに感じます。
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