絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます、ブログ担当の松田です。
今回はミレーの「 落穂拾い」についてお話したいと思います。
「落穂拾い」1857年作。
絵の舞台は、パリ郊外の都市から更に外れたシャイイの農場です。
落穂拾いとは、収穫後の田畑に散らばる穀物の茎穂を拾う事を指します。
当時、『旧約聖書』に定められた律法に従い、畑の持ち主が、落穂を残さずに回収することは
戒められていました。
この律法によって、刈り入れ後の畑に貧しい人々が入って、落穂を拾い、命を繋ぐ事ができたのです。
ミレーの生家は裕福ではなく、18歳まで農作業の手伝いをしていました。
絵の勉強を始めたのは19歳からです。
この絵に強い哀愁が感じられるのは、ミレーの生い立ちと関係があるのかもしれません。
→ミレーの「 落穂拾い」はコチラ
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