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今回はフェルメールの「デルフトの小路」についてお話したいと思います。
フェルメールは、度を超して寡作な画家で、
世界中あわせても三十数点にすぎないと言われております。
現存作品はすべて油彩画で、
版画、下絵、素描などは残っていないそうです。
アムステルダム国立美術館で所蔵されており、
フェルメールの2点しか現存しない風景画のうちの1つで、
作名は「デルフトの小路」です。(もう1点は『デルフトの眺望』)
フェルメールが育ったデルフトの、
一軒の家の玄関先を描いた風景画と言われておりますが、
デルフト市内のどこで描かれたかについては不明となっています。
「デルフトの小路」では、風景(建物)をただ描いたものではなく、
そこに生活する人々の様子が描きこまれています。
真ん中奥に立っている女性は、白い消毒用の石灰を撒いていおり、
建物の入口では、お婆さんが縫い物をしているのがわかりますね。
そして、道端で遊んでいる二人の子供はおはじきか、めんこで遊んでいるんでしょうか。
フェルメールの絵には謎が多いのですが、精巧に描写された建物にありありとした情景や、
光景などが映し出され、見ていて引き込まれるような、不思議な作品となっていますね。
→フェルメールの「デルフトの小路」はコチラ
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