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今回はフェルメールの「手紙を読む青服の女性」についてお話したいと思います。
フェルメール(1663年 – 1664年)
17世紀のオランダ絵画黄金期に最も傑出した画家の一人。
フェルメールを代表する深いブルーは貴重な鉱物「ラピスラズリ」を使用しており、「フェルメール ブルー」とも呼ばれています。
ラピスラズリは17世紀、金より貴重とされていた為、画家達は聖母や高貴な方等限られたものにしか使いませんでした。
風俗画に高価な顔料(ラピスラズリ)を惜しみなく使うことは当時考えにくいことでした。
この絵には窓は見られませんが、柔らかい光の調和を人物や椅子、壁に掛けられた世界地図から感じとることができます。
多くの色をあえて控えてる事で注目をどこに集めたいのか示唆しています。
諸説ありますが壁に掛けられていた世界地図は海外からの手紙を暗示し、青衣の女に関しては妊婦ではないかとされています。
新たな命の神秘や女性の美しさを聖母マリヤのような存在でフェルメールは見ていたのかもしれないですね。
→フェルメールの「手紙を読む青服の女性」はコチラ
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