絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます、ブログ担当の松田です。
今回はスーラの「サーカスの客寄せ」についてご紹介したいと思います。
新印象派の創始者といわれるジョルジュ・スーラはわずか31歳で
亡くなるまでに、数多くの作品を残しました。
彼の作品は、印象派の技法だけでなく光彩理論や色彩理論を
取り入れる事で、「点描」という技法を生み出しました。
多数の下地を使用するなどして入念な準備を行い、一つの作品を完成させるのに相当な時間を
費やしたといわれています。
今回ご紹介するのは、晩年の傑作である「サーカスの客寄せ」という作品です。
この作品は、制作していた1888年に実際にパリに興行していたサーカスがパレードを行い、
客寄せを行う姿を描いた作品です。
真ん中のトロンボーンを吹いている男性を中心に、一番右のひげを生やした団長などが
事細かに描かれ、何よりも手前の観客がはっきりと描かれています。
ガス灯の下で行われたサーカスの様子を描いた作品は、光と影をはっきりと分けながらも
雰囲気を一つ一つ細かく描いたスーラならではの作品だと思います。
都会の雰囲気を描いたこの作品は、その後の作品にも影響を与える一つの転換点になった
ともいえますね。
→スーラ「サーカスの客寄せ」はコチラ
============================
絵画販売ドットコム（複製画）油絵の模写・通販
TEL：06-4792-8281 FAX：06-4792-8291
============================
