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今回は、ピエール・ボナールの《窓》について書かせていただきます。
ポスト印象派とモダンアートの間
ボナールはポスト印象派とモダンアートの間に位置する画家です。
写実的な絵画を否定し、芸術の装飾性を主張した「ナビ派」でありました。
「ナビ派」は「ポスト印象派」からの系譜でもあります。
また、日常の中の一瞬を切り取った作品を多く描いたため、ヴュイヤールとともに「親密派(アンティミスト)」とも呼ばれています。
日本的なナビ
ボナールはモネと同じく、日本の浮世絵の影響を受けていました。
ナビ派の中でも「日本的なナビ」だと言われ、浮世絵のような平面的で装飾的な構成の室内画を多く描いたのです。
ボナールの色彩表現は、日本の版画とは違う独自の華麗なきらめきを持っています。
今回ご紹介する《窓》は、ボナールが結婚した時期に描かれた作品だと言われています。
窓辺のテーブルの上に置かれているのは、恋愛小説です。
ボナールにとって、「色彩」=「モチーフの固有色を表すもの」ではなく、表現したい内的世界を表す色を置いていました。
《窓》の淡く爽やかな色彩や恋愛小説が、ボナールの中の結婚への喜びを象徴しているようです。
クレアネットの絵画販売ドットコムでは、肉筆で描かれた《窓》の複製画を販売しています。
このボナールの結婚の喜びに満ちた作品で、お部屋に爽やかな雰囲気にしてみてはいかがでしょうか。
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《窓》はこちらからご覧いただけます。
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