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今回は、グスタフ・クリムトの『接吻』について書かせていただきます。
クリムトの強い意志と希望が込められた作品
グスタフ・クリムトの『接吻』は、クリムト独自の画風である「黄金様式」の絶頂期に描かれた作品です。黄金の光に包まれるようにして固く抱き合う男女の姿には、世紀の転換期において新しい芸術を生み出そうとするクリムトの、強い意志と希望が込められています。
黄金様式で描いた『接吻』
『接吻』は1900年から10年頃の「黄金様式」と呼ばれる、金と工芸的な模様を写実的な人物描写と融合された絵画様式を代表する作品です。「黄金様式」は、代々彫金師の家系に生まれたクリムトが、イタリア旅行で見た東方ビザンティン様式のモザイクや、ウィーンで触れた日本・東洋の美術工芸品から影響を受けて生み出しました。この作品の題名でもある『接吻』は、愛情を表現する際にクリムトが好んで用いたモティーフです。男性に右手を添えられた女性の左手は、男性に身を委ねる女性心理を表し、草地の端にかかる女性の足は2人の愛のあやうさを暗示していると言われています。
情熱的な『接吻』を描いた、この作品を思い切って恋人へプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
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