コローが足を運んで描いた最後の作品『サンス大聖堂内部』

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今回は、ジャン=バティスト・カミーユ・コローの『サンス大聖堂内部』について書かせていただきます。

コローが3日間も通った『サンス大聖堂』

コローは『サンス大聖堂内部』を描くために、3日間もサンス大聖堂に通ったと言われています。サンスの大聖堂はフランスの中部にあり、実際の大聖堂内部は暗いそうですが、コローはベージュを基調として使用し、ステンドグラスから室内に光が差し込んだ明るい様子を描いています。

コローが実際に、現場に足を運んで実景を描いた作品は、この『サンス大聖堂内部』が最後だと言われています。

現在はフランスのパリにある「ルーヴル美術館」に所蔵されています。

ジャン=バティスト・カミーユ・コローとは

『サンス大聖堂内部』を描いたジャン=バティスト・カミーユ・コローは、1796年パリで生まれたフランスの画家です。コローの父親は商人だったこともあり、コローは学校を卒業したあと、父親の思いを受け継ぎ、織物商の見習いになります。しかし昔からコローは画家になりたいと思っていたので、26歳の時に父親を説得後、画家に弟子入りして画家の道を歩み始めるのです。

そこからコローはイタリアやフランスの各地を旅しながら、様々な風景画を作成します。1875年に亡くなる直前まで、フランス各地への旅行と絵を描くことを精力的に続けていたそうです。

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