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今回は、ヨハネス（ヤン）・フェルメールの『デルフトの小路』について書かせていただきます。
フェルメールが描いた２枚の風景画のうちの1枚『デルフトの小路』
今回ご紹介する『デルフトの小路』は、１７世紀にオランダで活躍した画家のヨハネス（ヤン）・フェルメールが１６５７年〜１６５８年に描いた作品です。
現在は、オランダの首都にある「アムステルダム国立美術館」で所蔵されています。
フェルメールは人物画を多く残しています。フェルメールが描いた風景画で現存しているものは２枚しかなく、そのうちの１枚が、『デルフトの小路』です。
『デルフトの小路』に描かれた右側の茶色い建物は、フェルメールの叔母であるクレス・ファンデミンヌが所有していた家だそうです。
フェルメールの故郷を描いた『デルフトの小路』
フェルメールが生まれ育ったのはオランダのフェルメールです。普段は人物画ばかりを描いていたフェルメールが、風景画を描いた理由は生まれ育った街への敬愛からだといわれています。
フェルメールが『デルフトの小路』を描く３〜４年前に、デルフトの街で火薬庫の爆発事故がおこりました。この事件をきっかけに、フェルメールは自身が生まれ育った愛する街デルフトの情景を残すために作品を描いたのではないかと考えられています。
フェルメールが故郷を想いながら描いた素敵な作品です。
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