アルフレッド・シスレーの『洪水と小舟』

絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、アルフレッド・シスレーの『洪水と小舟』について書かせていただきます。

『洪水と小舟』を描いた画家アルフレッド・シスレー

今回ご紹介する『洪水と小舟』は、フランス生まれのイギリス人画家で、印象派の風景画家であるアルフレッド・シスレーが1876年に描いた作品です。

現在は、フランスのパリにある、オルセー美術館で所蔵されています。

シスレーは4人兄弟の末っ子で、プランスのパリで生まれますが、両親はイギリス人でした。

シスレーの父は貿易商で、シスレーも18歳の時、商業を学ぶためにロンドンに住む叔父のところへ留学しますが、商業よりも美術に興味をもち、1861年にはパリに戻り画家の道を歩みはじめました。

シスレーが生きている間に作品が高く評価されることはありませんでしたが、シスレーの死後、作品が最高値をつけ、評価されるようになりました。

とても美しい風景画『洪水と小舟』

シスレーが描いた『洪水と小舟』は『ポールマルリの洪水と小舟』と呼ばれることもあります。

シスレーは『洪水と小舟』を連作で7点描いています。作品の舞台は、フランスの村、ポールマルリで、セーヌ川の土手が破壊されたことによって村が氾濫した時の様子を描いています。

水面の反射や、澄み渡る空の様子がとても美しく、何時間でも見つめていられる作品です。

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