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今回は、ポール・ゴーギャンの『アリスカンの並木路 アルル』について書かせていただきます。
『アリスカンの並木路 アルル』
今回ご紹介する『アリスカンの並木路 アルル』は、フランスのポスト印象派の画家であるポール・ゴーギャンが1888年10月末に描いた作品です。
現在は、日本の東京都新宿にある東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館で所蔵されています。
ポール・ゴーギャンは、1888年10月、40歳の時にゴッホに誘われて、南フランスのアルルに移り、ゴッホと共同生活を始めました。
『アリスカンの並木路 アルル』は、アルルで、ゴッホとの共同生活を始めて、すぐに描いた作品です。
『アリスカンの並木路 アルル』には古代の石棺が描かれていて、アリスカンとはアルルの南東にある古代ローマ遺跡のことです。
長くは続かなかったゴッホとゴーギャンの共同生活
ゴッホとゴーギャンのアルルでの共同生活は、たった2ヶ月だけでした。
1888年12月、ゴッホは自分の耳を切断する「耳切り事件」をおこします。
そのことがきっかけになり、ゴーギャンはアルルを離れパリに戻ったのです。
『アリスカンの並木路 アルル』は、ゴーギャンがゴッホとの短い共同生活の期間に描いた貴重な作品ですね。
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