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今回は、ヨハネス(ヤン)・フェルメールの『窓辺で手紙を読む女性』について書かせていただきます。
レンブラントの作品だと勘違いされていた『窓辺で手紙を読む女性』
今回ご紹介する『窓辺で手紙を読む女性』は、オランダのバロック期を代表する画家であるヨハネス(ヤン)・フェルメールが1657年に描いた作品です。
現在は ドイツのドレスデンにある、ドレスデン美術館で所蔵されています。
『窓辺で手紙を読む女性』は、83.0cm×64.5cmのキャンバスに描かれた油彩画です。
フェルメールの作品は、絵の左側に窓があり、室内で柔らかな光に包まれた女性の日常の風景を切り取った構成のものが多いという特徴があります。
そういった構成でフェルメールが描いた最初の作品が、今回ご紹介している『窓辺で手紙を読む女性』なのです。
『取り持ち女』や『眠る女』の後に描かれた作品だと言われています。
実は、『窓辺で手紙を読む女性』は初め、レンブラントの作品だとされていました。
フェルメールの作品だと認められたのは、1858年になってからのことでした。
『窓辺で手紙を読む女性』は、今までに2回、来日しています。
1度目は1974年の「ヨーロッパ絵画名作展」で、2度目は2005年の「 ドレスデン国立美術館展」です。
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