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今回は、ポール・セザンヌの『黄色いひじかけ椅子のセザンヌ夫人』について書かせていただきます。
『黄色いひじかけ椅子のセザンヌ夫人』
『黄色いひじかけ椅子のセザンヌ夫人』後期印象派を代表するフランスの有名な画家で、近代絵画の父とも呼ばれるポール・セザンヌが1890年に描いた作品です。
81cm×65cmのキャンバスに描かれた油彩画で、現在はフランスのパリにある「オランジュリー美術館」で所蔵されています。
『黄色いひじかけ椅子のセザンヌ夫人』のモデルは「オルタンス・フィケ」でポール・セザンヌの妻です。
セザンヌは『黄色いひじかけ椅子のセザンヌ夫人』以外にも、夫人をモデルに何枚もの絵を制作しています。
そのため、セザンヌはとても愛妻家だったのだろうと思っている人も多いのですが実は、セザンヌと夫人は完全に仮面夫婦だったそうです。
仮面夫婦であったにも関わらず、セザンヌが夫人をモデルにたくさんの絵画を描いたのには理由がありました。
それは、セザンヌ夫人が忍耐力があり、とても我慢強い女性だったからです。
セザンヌはモデルが少しでも動くと激怒するような気難しい性格でした。
セザンヌ夫人は、そんなセザンヌの相手を務めることができるほどの女性だったということです。
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