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今回は、ジャン=バティスト・カミーユ・コローの『モルトフォンティーヌの思い出』について書かせていただきます。
【現実の風景ではない『モルトフォンティーヌの思い出』】
今回ご紹介する『モルトフォンティーヌの思い出』は、フランス19世紀の風景画家であるジャン=バティスト・カミーユ・コローが、1864年に描いた作品です。
65cm×89cmの油彩画で、現在はフランスのパリにある、ルーブル美術館で所属されています。
コローは、風景画を多く描いていました。
多くの方は、風景画は現実の風景を見たままそっくりに描いたものと思いがちですが、実はそれは近代の話で、昔の風景画は、理想化した非現実の風景が描かれていました。
『モルトフォンティーヌの思い出』もそのうちの1枚で、思い出と名前がついていますが、現実の風景ではありません。
コローが戸外で写生した風景をもとに想像力を駆使しながら描いた作品なのです。
コローのあとに活躍した印象派の画家たちが、現実の風景を描くようになりました。
コローは風景をテーマにした作品を多く残していますが、印象派とは違う、風景画家なのです。
60代でフランス美術界の重鎮となったコローの作品は、落ち着いた柔らかいものが多く、飾る部屋を暖かく演出してくれますよ。
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