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今回は、ジャン=バティスト・カミーユ・コローの『サンス大聖堂内部』について書かせていただきます。
パリの南東サンスにあるサンス大聖堂
今回ご紹介する『サンス大聖堂内部』は、1796年パリで生まれたフランスの画家カミーユ・コローが1874年に描いた作品です。
61cm×40cmのキャンバスに描かれた油彩画で、現在はフランスのパリにある、ルーヴル美術館で所蔵されています。
『サンス大聖堂内部』に描かれているのは、パリの南東サンスにあるサン=ティエンヌ大聖堂の内部です。
サン=ティエンヌ大聖堂は、12世紀半ばに建てられたゴシック最初期の聖堂の1つです。
サン=ティエンヌ大聖堂は、3層構成の荘厳な建築としても知られています。
そんなサン=ティエンヌ大聖堂に、コローは3日間通い続けて、『サンス大聖堂内部』を描きました。
ステンドグラスから、サンス大聖堂内に光が差し込んでキラキラと輝く様子が描かれており、とても美しい作品です。
そんな『サンス大聖堂内部』を描いたコローは、学校を卒業後すぐに画家にはならず、織物商の見習いをしていました。
しかし、画家の夢を諦めきれず、26歳の時に画家に弟子入りしたのです。
画家の人生を知ることで、様々な発見や気づきがあることも、絵画の楽しみの1つではないでしょうか。
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