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今回は、佐伯祐三の『汽船』について書かせていただきます。
佐伯祐三が日本に一時帰国した際に描いた『汽船』
今回ご紹介する『汽船』は大正〜昭和初期に活躍した、大阪府大阪市生まれの日本の洋画家、佐伯祐三が1926年(大正15年・昭和元年)頃に描いた作品です。
38.0cm×45.5cmのキャンバスに描かれた油彩画で、現在は、日本の大阪府にある「大阪中之島美術館」で所蔵されています。
大阪中之島美術館は、2021年、水都大阪のシンボルである中之島に誕生する、新しい美術館です。
佐伯祐三は、大阪生まれの画家であることから、大阪中之島美術館では、たくさんの佐伯祐三作品がコレクションされています。
佐伯祐三は、30歳という若さでこの世を去っており、画家生活は、たったの6年たらずでした。
そんな短い画家生活の中で、佐伯祐三は、二度もパリに滞在し、絵画制作を行っていました。
今回ご紹介している、『汽船』は、パリから日本に一時帰国した際に描かれた作品で、神戸港または大阪港に接岸した一隻の汽船を真横から見た風景がテーマとなっています。
全体的に暗い色彩で描かれた『汽船』ですが、船体の白や赤が強調され、とても力強く美しい作品です。
クレアネットの絵画販売ドットコムでは、肉筆で描かれた《汽船》の複製画を販売しています。
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