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今回は、ヨハネス(ヤン)・フェルメールの『牛乳を注ぐ女』について書かせていただきます。
時間が流れている『牛乳を注ぐ女』
今回ご紹介する『牛乳を注ぐ女』は、オランダの画家で、光の魔術師とも呼ばれ、人物画を中心に多くの作品を残しているヨハネス(ヤン)・フェルメールが1658〜1659年に描いた作品です。
45.5×41cmのキャンバスに描かれた油彩画で、現在はオランダの首都アムステルダムにある、アムステルダム国立美術館で所蔵されています。
フェルメール作品は、日本でも大人気です。
今年、行われたフェルメール展は、連日大盛況だったそうです。
では、なぜここまでフェルメールの絵画は、人気を集めているのでしょうか。
実は、日本でフェルメールの絵画が話題となったのは、約20年前頃からなのです。
「真珠の耳飾りの少女」が映画化されたことも、日本でフェルメール作品が人気となった理由の1つでしょう。
フェルメールの作品は決して派手ではありませんが、惹き込まれる魅力があります。
例えば、今回ご紹介している『牛乳を注ぐ女』を見ていても、静止画のようで、静止画ではないように感じます。
一瞬の場面を切り取って描いているはずなのに、牛乳は流れ落ちているように見えます。
フェルメール作品は、過去・現在・未来を一枚の絵で表現しているのです。
こういったことが、フェルメール作品に多くの人が魅了される理由ではないでしょうか。
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