絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます、ブログ担当の松田です。
今回はモディリアーニ「南フランスの風景」について記載してみます。
モディリアーニと風景画。意外ですが、4枚あるのです。その1枚が「南フランスの風景」です。モディリアーニと言えば、細長い顔と首、瞳のない眼の肖像画や裸婦像で有名ですが、1919年、転地療養のために滞在したニース時代に描いたものです。モディアーニはこの風景画をどうして描いたのでしょうか。空の青色も木や建物の茶色も、モディリアーニ色といえばそうなのですが、南仏独特の太陽光はどこにもありません。どんよりした風景です。
もしかしたら、気分転換のこの地で、普段とは違う何かが、単にこうした画を描かせたのかもしれません。ただ、不自然ではありますが、妙な安らぎもある作品です。やはり、モディリアーニの不思議な優雅さは根底に流れているように思えます。主流からは寄り道をしたような作品ですが、愛するモディリアーニの足跡を愛でるには把握しておきたい作品です。
ファンの完璧なコレクションとして、持つも良し、差し上げるも良しの風景画をお勧めします。
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