佐伯祐三「郵便配達夫」

絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます、ブログ担当の松田です。
今回は佐伯祐三「郵便配達夫」について記載してみます。

佐伯祐三「郵便配達夫」この作品は1928年、彼が30歳の若さでこの世を去った年に描かれた作品です。
彼は短い画家人生の中で2度パリに渡り、代表作の多くはパリで制作されました。
病が悪化していた彼がこの作品を完成させたのもパリでした。

この作品のモデルとなったのは、偶然家にやって来た郵便配達夫です。
白い立派な髭を蓄えたその郵便配達夫は彼の創作意欲を掻き立てました。
直線的な線で描かれた郵便配達夫、背景に描かれた文字、彼が左手に持ったタバコ。
そのどれもが病に倒れていた佐伯祐三の、気迫を感じさせています。

この作品は彼の代表作として、現在も親しまれています。
ちなみにモデルとなった郵便配達夫は後にも先にも、この時しか姿を現さなかったそうです。
人生最後で最高のこのモデルについて、佐伯祐三の夫人はあの人は神様だったのではなかったのだろうかと不思議に思ったそうです。
それほど、彼との出会いは佐伯祐三と婦人にとって衝撃的であり印象的な出来事だったのではないでしょうか。

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