絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます、ブログ担当の松田です。
今回は【新宿区立佐伯祐三アトリエ記念館】について記載してみます。
東京美術学校卒業後、渡仏してブラマンクに師事し、大きな影響を受けます。またユトリロの抒情的作風も取り入れ、パリの街景や店先などを描いた傑作を残しました。
代表作に「ガス灯と広告」「郵便配達夫」などがあります。
「ガス灯と広告」は、パリの路地裏を独特の重圧感あるタッチで描いた作品です。
壁面に張り巡らされたポスターと、そこに佇む一本のガス灯。よく見ると、左下には母子にも見える二人の人物が描かれています。
ポスターが幾度も張り切りを繰り返されたのであろうことを思わせる、壁面に浮かぶ白い跡も印象的です。
佐伯はこのように、パリの古い街並みを描いた作品を多く残していますが、彼が描くポスターには文字が目立ち、絵はほとんど描かれていません。それについて、佐伯は「広告は画より字ばかりの方がよいと思う」との旨を、友人である洋画家・里見勝蔵への手紙に記していたようです。
現在、佐伯祐三が大正10年に建てたアトリエ付住宅が、新宿区立 佐伯祐三アトリエ記念館として、整備・公開されています。
■所在地・電話番号
東京都新宿区中落合2-4-21
TEL.03-5988-0091 / FAX.03-5988-0092
■開館時間
5月~9月 10:00~16:30
10月~4月 10:00~16:00
■休 館 日
月曜日(休日にあたるときはその翌日)
年末・年始(12月29日~1月3日)
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この地で佐伯が生活、創作活動をしていたのは、わずか4年余り。しかし、活動期間のほとんどをパリで過ごした佐伯にとって、このアトリエは日本で唯一、創作活動の拠点となった貴重な場所です。
ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。私も東京に赴いた際には、行ってみようと思います。
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