絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます、ブログ担当の松田です。
今回はブーダン「トゥルーヴィル付近のトゥゲ河」について、記載してみます。
ブーダンは、1824年にオンフルールで水夫の子として生誕。
彼は19世紀フランスの画家であり、印象派の先駆的存在でした。
ブーダンはモネの師としても知られており、モネの戸外制作に対する思想の多くは彼の影響を受けています。
また、モネだけでなく、その後の多くの外光表現を用いる印象派に影響を与えました。
特にブーダンの描く青空と白雲の表現はとても素晴らしく、ボードレールや、コローから「空の王者」と称賛されていました。
ブーダンの風景画作品である「トゥルーヴィル付近のトゥゲ河」は、川のほとりの民家と、地平線の向こうまで広がる分厚い雲に覆われた空が描かれています。
空には薄暗い雨雲が流れ、河のほとりの木々が激しく揺れていることから、間もなく嵐が近付いているのでしょう。
ブーダンの得意とする力強い空の表現と、激しく揺れる木々のタッチが、これから訪れる嵐の強さを感じさせる力強い作品となっております。
============================
絵画販売ドットコム（複製画）油絵の模写・通販
TEL：06-4792-8281 FAX：06-4792-8291
============================
