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今回はエゴン・シーレ「花咲く庭園の出窓のある家」について記載してみます。
エゴン・シーレはオーストリアの画家で、クリムトらのウィーン分離派をはじめとした象徴派的表現の影響を受けていながらも、自身独自の絵画を追求した画家でした。
作風は実に個性的で、強烈なまでのオリジナリティを持った作品を多く制作しています。
中でも意図的に捻じ曲げられたポーズの人物が多く、見るものに直観的なインスピレーションを与えることから、表現主義だと評価されることが多いです。
「花咲く庭園の出窓のある家」は特徴的なシーレの作品の中では、珍しい写実的な風景画です。
ですが、その色使いは実に独特で、シーレ独特の表現主義的な部分があります。
しかしこの作品はそれだけでなく、後期印象派の画家に多くみられる絵の具を厚く塗り重ねる技法も見られます。
美しい色鮮やかな庭園を、実にシーレらしく描いた作品です。
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エゴン・シーレ(1890年6月12日 – 1918年10月31日)
オーストリアの画家。若き日のあらゆる感情を絵画にぶつけ、力強い筆致で、
苦悩や悲しみに満ちた独創的な作風で、
表現主義による鋭い人物描画を得意とした個性的な画風である。
【絵画販売ドットコムでの代表的作品】
エゴン・シーレ:ゲルトルーデ・シーレの肖像
エゴン・シーレ:窓の並んだファサード
エゴン・シーレ:ひまわり
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