フェルメール「窓辺で手紙を読む女性」

絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます、ブログ担当の松田です。
今回はフェルメール「窓辺で手紙を読む女性」についてご紹介しますね!

よろしくお願いします。

フェルメール「窓辺で手紙を読む女性」後世に名を残す偉大なオランダの画家の一人ヨハネス・フェルメールが残した作品の一つ「窓辺で手紙を読む女性」です。
作品はドイツのドレスデンにあるアルテ・マイスター絵画館が所蔵しています。
この作品は長期にわたって、描いた画家が特定されませんでした。最初は、レンブラントだと思われていました。次にピーテル・デ・ホーホ
の作品だと思われてました。
フェルメールの作品だと特定されたのは、1880年になってからでした。
そして、この作品は第二次大戦後、一時的にソ連に接収されていた時期もありました。

この作品には、開かれた窓に立って手紙を読んでいる女性が描かれていて、内向きに開かれた窓には赤いカーテンが掛けられていて、
窓ガラスの右下には窓辺に立っている女性の姿が映し出されています。
画面の手前では房飾りがついた黄緑色のカーテンが掛けられていて、女性が立つ部屋の4分の1程度を観賞者から隠しています。
女性が着用している緑の衣服と、テーブル上の赤いラグに乗せられた傾いた果物皿にカーテンの色が反射していて、影を作っています。
そして、果物皿のそばには半分に割られて種がむき出しになっている桃があります。
開かれた窓は、女性が今置かれている境遇から解放されたいという願望を表し、果物は不倫関係の象徴だと言われています。
そう言われている根拠は、ノルベルト・スナイデルという学者がこの絵をX線で調べたところもともとキューピットが描かれていたことが判明したためと言われてます。
しかし、フェルメールはキューピットを塗りつぶしているため、果物が不倫関係の象徴という指摘はさだかではありません。

果物は一体どういう意味が込められているんでしょうか。
そして、窓辺で手紙を読んでいる女性の悲しそうな表情色々謎があって不思議と魅力があるそんな作品です。

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