ターナー「解体のため錨泊地に向かう戦艦テメレール」

絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます、ブログ担当の松田です。

今回はターナーの「解体のため錨泊地に向かう戦艦テメレール」についてお話したいと思います。

ターナー「解体のため錨泊地に向かう戦艦テメレール」"</"

ターナー(1775年‐1851年)
イギリス画家 ロマン主義を代表する巨匠の一人。

日本では留学経験があった明治の文豪、夏目漱石が好んだ画家としても知られています。

この作品はターナーがテムズ川の定期船に乗船しているときに、スクラップされる前の戦艦テメレール号を見たのが題材になっています。

見事な装飾が施された戦艦テメレール号も自然の前では小さい存在であるということを、地平線の太陽が優しく終わりを告げるように沈もうとしています。

栄光を称えているかのように。

まだ全然動けそうなテメレール号に何とも言えないはかなさを感じますが、それと同時に光に包まれることへの安心感も覚えてしまいます。

船を多く描いたターナーですが某有名映画の主人公(海賊)はターナーがモデルなのかもしれませんね。(主観によるものですが)

→ターナー「解体のため錨泊地に向かう戦艦テメレール」はコチラ

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