今日の絵画ブログではクリスチャン・ラッセンさんをご紹介します。
ハワイの画家で、イルカの絵で有名なラッセンですが、2016年の現在、ラッセンといばピン芸人永野さんの「ゴッホより 普通に ラッセンが好っきー!」が真っ先に浮かぶ人が多いのではないでしょうか。
そういえば2005年に、かつての「CCガールズ」のメンバーであり、現在玉置浩二さんの奥さんであることでも知られる、青田典子さんがバラエティーの企画でヌードを描いてもらっていたこともありましたね。
ラッセンの絵画は、日本では80年代後半〜90年代前半に、ブームの全盛期を迎えました。バブル期前後ということで、青田さん世代ドンピシャの画家だったのでしょう。青田典子さん48歳、永野さんは41歳、バブル期の日本を過ごした人たちにとって、記憶に残る画家なのかもしれません。2013年には『ラッセンとは何だったのか?ー消費とアートを越えた「先」』という、日本でブームになったラッセン絵画を振り返り論じる本も刊行されているほど、当時ムーブメントを起こしました。
他にも、ディズニーからオファーを受け、ミッキーマウスやアリエルなどのディズニーキャラクターとコラボしたこともありますね。ディズニーはラッセンに「絵に魔法をかけてくれ」と依頼したそうです。素敵ですね。バブル世代でない私ですが、ラッセンというハワイの画家が、日本という小さな国の美術の時代のひとつの象徴となっていることが不思議です。夢のようなピュアで幸せな世界を、何かを揶揄するでもなく真っ直ぐに表現しているラッセンの魅力が、時代にマッチしたのかもしれませんね。
部屋に飾ってある絵画から、どんな年代の人なのか、どんな好みなのかを知ることで会話が始まる!ということがあるかと思います。
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ちなみに絵画販売ドットコムにはラッセン絵画は置いてませんのでご了承くださいませ。
※ これはラッセン絵画ではありません。