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今回は、ドガの《アイロンをかけるふたりの女》について書かせていただきます。
印象派の父
ドガはフランスの画家で、印象派の父と言われるマネと同時代を過ごしました。
印象派が盛り上がっていた時代を生き、ドガも印象派と区分されていますが、ドガの表現は印象派の線が無くなっていった表現とは違っていました。
尊敬するアングルの「線をたくさん引きなさい」という教えを貫きながらも、大胆で奇抜な構図で描き、伝統と革新の間でバランスをとっていました。
また、詩人ボードレールの「画家は現代生活を表現しなければならない」という考えに共感し、踊り子や入浴する裸婦、そしてアイロンをかける女などの生活する人々の一瞬の動きを捉えた作品を数多く描いたのです。
ドガ特有の構図
今回ご紹介する《アイロンをかけるふたりの女》はアイロンがけに疲れて思わずあくびをする女性と、その横で必死にアイロンがけをする二人の一瞬をユーモラスに捉えています。
ドガの観察眼は、人々の生活の中の動きを感じる瞬間を見事に切り取りました。
伝統的な線によるデッサンと、スナップ写真のような革新的な構図とモチーフのバランスは、ドガ特有のものです。
革新だけを追い求めたのではなく、伝統的な技術も追求したドガのように、バランスが大切ですね。
▲原寸大サイズ:810×760
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